昭和のプロ野球「イヤー・ブック/ファン・ブック」買取について


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▶「プロ野球」の店主コラム

「巨人-楽天」久しぶりに面白い日本シリーズだ。
昭和58年の「巨人-西武」以来盛り上がっている。
しかし、昨日の第5戦は色々なドラマがあった。
個人的にはまず楽天先発の辛島は私が30年間生活した
福岡県の飯塚市「飯塚高校」出身で、
地区予選からずっと追っかけていた選手で、
このシリーズで最強巨人打線相手に1安打ピッチングするとは感無量。
甲子園でめった打ちされたことが嘘のよう。
プロのスカウトの見る目は凄いと感心。

ドラマはやはり、村田のホームランからかな。
村田は我が母校、東福岡の後輩だが、
マンモス校だけにイマイチ思い入れはない。
則本の失投を見逃さず見事なホームラン。
これで1点差。
ここからの則本が気迫のピッチング。
次回を三連続三振に奪う。

しかし、天才ベテラン高橋由伸は執念の代打安打で、
土壇場で同点のチャンス。
またしても「対村田」。
気迫の則本が三振を奪いにいった全力投球が幸いしてか、
体勢が崩れたところを運悪く、ピッチャー強襲の内野安打。
この同点打も、皮肉にも則本の気迫の投球が生んだところが面白い。

そして則本が代打も出されずバッターボックスへ。
星野は則本と心中だ。
ボックスの一番端っこに立つ打つ気の無い則本に、
なんと西村は四球を与える。
まるで草野球のピッチャーのよう。
これに、動揺したか、次の藤田に死球を当てる。
もう無理だと思ったところが、藤田が苦痛の表情で塁に戻る。
ファンは大喝采。
それに応えた銀次、タイムリー・ヒット。
藤田も三塁まで必死に走る。
ここで星野がドクター・ストップ。
藤田涙のリタイヤ。
その後、1点追加して、最後は改めて則本が締めた。

星野監督はヒーローインタビューで、
「今日ぐらいしびれたゲームはないね」と興奮を隠せない。
それほどの死闘だった。

いよいよ明日、「無敗神話」を続ける田中の集大成。
崖っぷちの王者・巨人はある意味、今年最強の最後の敵「ラスボス」だ。
「負けない田中」vs「王者・巨人」。
捏造された「ほこたて」なんか足下に及ばない、
究極の決着戦は明日。
果たして星野仙一の40年以上の悲願「打倒巨人」は達成されるのか?
シリーズ中に亡くなった川上哲治が築いた盟主の遺志を巨人は守れるのか?
かつてのTBSのK-1 MAXの煽りではないが、
「この両チーム、負けられない理由がある」。