交通事故なんて「百害あって一利なし」。
クリスマス前に最悪の事態に遭遇しながらも、
なんとか生還。
毎日の病院通いと面倒な書類手続き。
憂鬱な年末、仕事での最後の追い込みが全て水の泡。
読書する余裕なんかもちろんあるはずもなし。
来年に向けて今年は大人しくしておこうとも考えたが、
そんな後ろ向きな姿勢はもちろん大嫌い。
攻めて攻めて行くべし。
世の中には自己啓発本が溢れかえっているが、
この世で最も前向きな自己啓発本はビジネス書ではなく、
華やかなるスーパースターの生き様に描かれている。
それは自伝と伝記。
市井のスターで最も有名な矢沢永吉の「成りあがり」、
近年読んだ所ではプロレスラーの「大木金太郎自伝」、
野球の愛甲猛「球界の野良犬」。
プロスポーツ界はアウトローの集まりで、
大木や愛甲の伝記の中でも度々登場する「アウトローが憧れるアウトロー」
「張本勲」の自伝はぜひ、読んでみたい。
これらは真偽のほどはわからないが、
自らの生き方を否定せず、真っすぐに生きてきた自分を全面的に肯定し、
近年流行の徹底取材の末獲た裏話、暴露的なネタを売りとする
他者による嫌らしい伝記とは違い、
清々しさと元気を与えてくれる。
しかしながら本当に落ち込んで、どん底にいるときは、
元気と勇気は鬱陶しく、卑屈なまでに堕ちて行く姿を赤裸々に描いた怪書がある。
「ブライアン・ウィルソン自叙伝」。
仕事柄、最も役に立ったのが、
故・中村とうよう氏の「とうようズ・クロニクル」
極わずかな部数しか発行されず、一般には入手出来ない貴重な逸品。
運良く入手することができた。これだけは手放せません。
音楽、プロレス、プロ野球、高校野球、スポーツの古本、古雑誌、
福岡、出張買取、日本全国、宅配買取致します。