時間が空いたので福岡市早良区の図書館に。
渋さ知らズは「ミュージック・マガジン」でよく取り上げられてたので知っていたが、
アングラな香りがしてあまり聞こうという気もなかったが、
最近聞いてる渋谷毅、加藤崇之も参加しており、
普通の日本ロック聞くよりは面白いだろうと聞いてみた。
ジャズというより、スカパラ、あるいは、和製タワー・オブ・パワーって感じの曲や、
チンドン屋、ワールド・ミュージック、スローなシンガー・ソングライター的なものなど、
ごっちゃ煮音楽であり、
想像していた音だった。
もちろんかっこいい。
中央線ジャズ界隈との関わりも含め、読んでみた。
ざっと目を通しただけなので、断片的に印象に残ったところ。
バンド名の由来は予想していたが、
「ニュー・ミュージック・マガジン」の近田春夫vs遠藤賢司対談で出てきた
「渋さしらずに凝っているんだ」から。
渋谷毅の言葉「大所帯なんで、弾かなくても分からない、
音楽のノリに合わせて、どうのこうの〜
また音がズレても良いのが面白い」
渋谷毅ならではの自然体なところ。
これがバンドを象徴している云々。
最近知った元フェダインで、福岡市在住の川下直広も重要な位置を占めてること。
大友良英、不破大輔?のトーク・ショーに客が一番入って、
「ライヴを聞いてほしい」と怒ったところ。
僕は自慢じゃないけど、全部、音から入った。
一切文字の情報なしで、CDやYouTubeでたどり着いた。
でも、憧れのミュージシャンが間近にいたら、
色々と聞いてみたいのがファン心理。
本人達は迷惑だろうけど。
こんな感じで、1990年代以降、日本のカクテル・ジャズ演奏や、
4ビート・ジャズとは無縁のジャズの歴史を知るには面白い本だった。
昨日読んだ「ジャズ批評」で紹介された和ジャズ・アルバムの数々より、
音を聞いてみたいと思わせるもだけでも断然こちらの方が為になった。
日本のアングラ・ジャズ、アングラ・ロック、サブカルチャーの古本、
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