友人と飲んで音楽談義。
一回り違う30代。
友人「今月のミュージック・マガジンの1990年代ベスト100は、
渋谷系だらけで、いかにもマガジンらしかった。俺たちはロッキング・オンだった」。
逆に私は「ロッキング・オンの渋谷陽一よりマガジンの中村とうようだった」。
友人が読んでいた2000年代の「ロッキング・オン」の編集長は山崎洋一郎氏。
渋谷陽一ではなく山崎洋一郎の編集方針ってどんな感じなのだろう。
編集長代わっても、中村とうよう亡くなっても、アイドルばかり取り上げても、
今回のランキングや2010年代のランキングを見ると、
マガジンはまだ信用できる。
なんか、歳をとったのかもしれないけど、
その人の見かけや、バックボーンやスタイルより、
「音」そのものへの興味にしか行かなくなった。
無理して聞かなくてもいいって感じ。
これはレコードやCDなどのパッケージ文化の消失や、
ライヴに行かなくとも、YouTubeなどで、擬似体験できるようになったり、
評論やインタビュー、ライナー・ノーツを見ずとも、
音をダイレクトに聞けるネット時代になり、
顕著になったような気がする。
それでも音楽雑誌には素人無法地帯のネットより、
信用できる評論家や編集者がいる。
音楽雑誌にはまだ使命はある。
古い音楽雑誌、昭和の雑誌など、福岡、出張買取致します。