久しぶりにビーチ・ボーイズにハマっているので、
改めて「ブライアン・ウィルソン自叙伝」を読んだ。
何度読んでも凄まじいパラノイア描写。
これに勝る、ある種サイケデリックな書籍はないのでは。
しかしながら私が読んだのは1991年。
あれから25年経っている今、
映画「ラヴ&マーシー」やブライアンの近親者からの話によると、
ユージン・ランディによりブライアンは洗脳されていたのだと、
完全に悪人扱いされてるようだ。
この自叙伝もランディが企てたものだとか。
しかしながら、廃人、死の一歩手前のブライアンを救ったのはランディであり、
音楽活動を再開させたのもランディだ。
映画は観てない。
この手の再現ものに興味ない。
唯一面白いと思ったのは「ティナ」ぐらいか。
でも、ちょっと「ラヴ&マーシー」は観たい。
その後、ネットを見てると、
ブライアン来日時の様子が書かれてるブログがけっこう見つかった。
損額活動や見た目から、完全に復活してると思っていたが、
いまだに、ヤバイ雰囲気だ。
あのパラノイア状態の後遺症なのか。
それとも加齢からくるもなのか分からないが…。
改めて、ブライアン名義の「新スマイル」を聞いたが、
やはり凄い。
発売当時興味なかったが、
こんな精神状態のブライアンでも、
あれだけ完成度の高い音を再現させたということは、
音楽においては天才としか言いようがない。
まあ、ヴァン・ダイク・パークスとワンダーミンツのメンバーが、
ほぼ作ったのだと思うが。
またヴァン・ダイクのアルバムを久しぶりに聞いてみたが、
メロデイ・メーカーとしての差が歴然としている。
音作りや構成は面白いのだが。
そして、改めてフィル・スペクターからの影響の差だとも感じた。
ブライアンの音作りはポップスありきだと。
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