デューク・エリントンの「マネー・ジャングル」を再び聞いて以来、
エリントンにまたもやハマっている。
マックス・ローチとチャールス・ミンガスの屈強なリズム隊が、
強力なオーラのような緊張感を生み出しているが、
その中で一人落ち着いたエリントンが、
まるで俳句の「わび・さび」のように独特のリズム感、
美しい旋律を奏でる。
かつて、ビル・エヴァンスがマイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」を
「水墨画の一筆書き」と評したかのごとく、
エリントンも「和」の心を持ってるかのような演奏を聞かせる。
この、脱力したたたずまい、宮本武蔵のような「武人」のような、
演奏を聞かせる者が日本にもいる。
このエリントンを完全に自分のものにしているのが渋谷毅。
「エッセンシャル・エリントン」をぜひ、聞いてほしい。
自らオーケストラを率いている点も共通しており、
メロディとリズムを完璧に自由自在に操り、エリントンを奏でる。
両手指先はまさに二刀流。
さらに渋谷毅を、音楽を、理解するために、
私は「エリントン道」を極めようと思う。
音楽を聴きながら、当店に在庫があった、
「復刻版 スイングジャーナル モダン・ジャズ黄金時代」を読んでみよう。
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