古本読んでいると、
1980年代以前の日本語訳があまりにもひどくて読めないことが多々ある。
最近読んだ「デューク・エリントン自伝」とリロイ・ジョーンズ「ブルースの魂」。
なんであんな意味のない倒置法を使うんだろう。
動詞の次に主語が来て、本当に読みにくい。
エリントンの訳はかっこつけすぎ。
日本の作詞家でもダイレクトに歌詞が入ってこない人は好きじゃない。
ただ、最近の中学生並みの作詞ではなく、
山川啓介とか秋元康、岩谷時子のように、
分かりやすいを前提に、
引用的なフレーズを用いたり、ちょっとだけ味付けするところに魅かれる。
村上春樹が訳したジム・フジーリの「ペット・サウンズ」は良かった。
村上春樹が少し読みたくなった。