福岡市南区で1950年代から1970年代の名作映画のポスター買取がありました。
リバイバルものも多いですが「カサブランカ」「第三の男」「自転車泥棒」等の古典から
「スター・ウォーズ」「2001年宇宙の旅」等のSF映画、
「男はつらいよ」等の日本映画等です。
私はフレッド・アステアやジーン・ケーリーのMGMミュージカルや、
マルクス・ブラザーズのコメディ、
ジャン=リュック・ゴダールのヌーベルヴァーグ作品などを好みますが、
違う意味で好きなのが日本のSF、所謂「特撮」です。
子供のころ読んだケイブンシャの大百科シリーズには
「ゴジラ」シリーズの東宝特撮はもちろん、
円谷英二作品の「ウルトラQ」「怪奇大作戦」などが掲載され、
モノクロ・スチール写真の不気味さがトラウマとなってました。
それから数十年、DVDやパソコンで簡単に観れる環境となり、
「ウルトラQ」の「1/8計画」やらケムール人の登場する「2020年の挑戦」、
一連の「ゴジラ」シリーズや、「ウルトラセブン」の実相寺昭雄作品など鑑賞したところ、
結論を言えば、やはり「子供向け」で、
見なければよかった作品が大半を占めました。
いくらカルト作品と言われるものであれど、
子供向けテレビ番組の30分前後では表現に限界がある。
ルイス・ブニュエルとサルバドール・ダリの「アンダルシアの犬」は15分程度だが、
これ程の伝説と比較するのも野暮だが、
鑑賞時間の浪費を考えると、
特撮ものは本や予告編等で楽しむのが一番かなと思います。
そんな胸中の折り、昨日、ぶらり本屋に入ると、
「戦前日本SF映画創世記:ゴジラは何でできているか」なる本を発見。
ロボットがチャンバラしている「無敵三剣士」
江戸に出現した「キングコング」
今まで見たことないトラウマ写真が沢山掲載され、
こんなものを見るとまた映像が観たくなるのだが、
実際に観ると、きっとツマらないはず。
しかしながら本自体は面白い。
我流、正しい特撮映画の見方は、「本」を読み幻想を抱くこと。
子供の頃見た夢は夢のままでいた方が良い。
続いてレコード屋に入ると「ゴジラ」シリーズのDVDが廉価で発売さている。
私が観た一連の特撮映画の中でもっとも優れた作品が「三大怪獣地球最大の決戦」。
これはストーリーも面白いし、クールなボンド・ガールの若林映子も魅力的、
ザ・ピーナッツも可愛い。
怪獣が登場するシーンは、それぞれの単体作品のダイジェスト版のようで、
飽きることなく観れる。
いや、キングギドラの登場シーンに至っては、
世界映画史上に残る映像美。
この作品には大衆娯楽の醍醐味が存分に詰まっている。
DVDも本も欲しいが、財布が厳しい消費税アップ後の「アッサンブラージュ」。
どなたか、素敵な映画ポスターやスチール写真、パンフ、昭和のレトロ・ポスター等お売り下さい。
日本全国、宅配買取、福岡、出張買取致します。
よろしくお待ちしております。