何十年かぶりに昭和29年の第一作「ゴジラ」を観た。
完全に忘れていたし、子供だったので、
今回観て、これほどまで大人向けの反核映画だったとは思わなかった。
最初から最後まで戦争をイメージさせる。
いつも疑問に思ったいたのは、ゴジラのような生物にミサイルを撃てばイチコロなのでは、
なぜ、撃っても撃っても倒れないのか?
怪獣にとってのミサイルは、人間にとってのピストルの弾のようなものだと思っていた。
ところが、この第一作を観て疑問が解けた。
志村喬演じる博士が何度も呟く言葉だ。
「なぜ、皆、ゴジラを殺そうとしか考えないのか?
水爆に耐えたゴジラの生命力を研究しようとしないのか?」
そう、ゴジラは核兵器でも絶命しなかったのだ。
核実験が生んだ最強の悪魔、ゴジラ。
志村喬の言葉や平田明彦演じる博士達のセリフが深く重い。
戦争を彷彿させる民衆達のセリフや悲鳴、鳴き声はどれも効果的で
脚本家の業が冴え渡る。
脚本は監督の本多猪四郎と村田武雄という人らしいが、
実際は原作者の香山滋が書いたものを元にしたとか。
特撮はもちろんのこと、テーマも含め、日本映画を代表する大作だった。
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