夏のドラマ評。
録画撮り溜めしてて、次から次の話へとリモコンが動くものこそ面白い。
深夜まで一気に見続けたのが、
「黒革の手帖」。
米倉涼子で話題になっていたドラマと認識しているが、
原作の松本清張という大家が気になって仕方がない。
「砂の器」「ゼロの焦点」など読みたくなった。
原作の設定が好きなのかも。
金と野望がひしめく銀座での根元悪と知能犯の戦い。
巨大な敵に一匹で戦うピカレスク小説が好きなのかもしれないが。
配役が良い。全員が適役である。
仲里依紗の変貌ぶりに驚いた。
わずか30分足らずで変貌させたスピード感、
これが違和感を全く覚えず、逆に驚天させる演出。
思わず、腰を上げて見てしまった。
伊東四朗、滝藤賢一、高畑淳子この辺の脇は完璧の演技。
見とれてしまう。
次にちょこちょこ見てるのが、
「ウチの夫は仕事ができない」。
松岡茉優は「問題のあるレストラン」から好きな女優だけに、
彼女の魅力満載で楽しい。
佐藤隆太が良い。
「カンナさーん!」での演技も良かったし、
ワンクールに2本、当たり役とは恐れ入る。
その他は1話で終了。
「セシルのもくろみ」なんて設定が10年ぐらい古い気がする。
雑誌の読者モデルなんてそれぐらいが旬だったような。
トレンド最前線扱ってるドラマなのに古臭い。
真木よう子、なんであんなに痩せたのか。
「問題のあるレストラン」のころのふっくらとした容姿に戻ってほしい。
渡辺直美の「カンナさーん!」は面白かったけど、
別に次見たいとまでは思わなかった。
こういっちゃなんだけど、
やっぱり漫画原作と松本清張原作では格が違うのか。
もちろん、スタッフ、キャスト次第だろうけど。
「黒革の手帖」はキャストにだいぶお金かけてそう。
原作に負けないようとする気迫が伝わってくる。
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